年金の一本化について
近年、年金の改革について国会でも論議されていますが、政治というのはいろいろな利権が絡んできますから、最初の理念は立派でも最終的には変な妥協の産物ができてしまいます。
すべての年金を一本化すべきという政党もあり、その考え方自体は本来あるべき姿だと思うのですが、私個人としては、個人事業者まで負の財産を背負いまくっている厚生年金に組み込まれるのは避けて欲しいと考えています。
今は、個人事業者であれば国民年金だけで、当然これだけでは十分な年金を確保できませんが、国民年金基金や小規模企業共済などに加入しておけば、有利な条件で老後の生活費を積み立てておくことができます。
ヘタに将来の条件悪化が確実な厚生年金に取り込まれるよりも、国民年金だけで、「あとは自分で工夫しなさい、選択肢はある程度国が用意しますから」という今の制度の方が、1個人の立場としてはありがたいと思います。
今のように制度が分かれていて、いろんな矛盾が出てきたからそれを解消するために1本化しても、いろんなしわ寄せや矛盾が出てくるのは間違いないでしょう。
すべての国民を国が手厚く面倒見ることは、今の国の財政面、能力面、国民の意識面からみて、そういう時代ではないと思います。もちろん、弱者救済など自助努力では対応できない場合は施策を講じておくべきでしょうけど…。
私個人としては、今まで何度か申し上げてきましたが、各種の年金制度のひずみを突きながら、厚生年金とは最低限のお付き合いだけを続けて行きたいと思っています。

