独立開業前に失業手当をもらいたいけれど…
「退職」というと、サラリーマンであれば、まずは失業保険(正確には「雇用保険」)から失業手当をもらいたいと考えますよね。なにせ、毎月給料から雇用保険料が天引きされているのですから。
少しでも保険料を取り返したいという気持ちは当然なのですが、法律上は、事業開始の準備をしている場合は「どこかに就職したい」という意思がないということで、「失業状態」にはなりません。
法律上、「失業している状態」というのは、
1.被保険者が離職し、
2.て勤労の意思及び能力を有しているにもかかわらず、
3.就業することができない状態、をいいます。
雇用保険は、あくまで「誰かに雇われるしか生活できない弱者」を救済することを目的としていますので、自ら事業を起こせるような「強い人」には失業手当を支給してくれないのです。
ですので、たとえ退職して、まだ事業の準備中の段階であっても、どこかに雇われるため就職活動をしていない以上、法律上は、失業手当はもらえません。
でも頭の中で事業開始の構想を練っている限りにおいては、就職したいのか事業を始めたいのか誰にもわかりませんよね。ですので、「就職したい!したい!」と言いながらハローワークに求職の申し込みをしておけば失業手当がもらえてしまいます。
それで、失業手当を満額もらいきる頃に、「どうしてもいい就職先が見つからなかったので、仕方なく自分で事業を起こします」とでも言っておけば、そんな不自然でもありません。実際そうせざるを得ない人も多いでしょうから。


Comments